2012年1月3日火曜日

2012年、新年のご挨拶

今年も、動画年賀状を作成しました。
会社からだとYouTubeは視聴できない方のために、ブログに動画を埋め込んで公開しています。閲覧できるようになれば幸いです。


2011年1月7日金曜日

2011年の動画年賀状作成顛末記

今年の動画年賀状作成の顛末を記す。
あらかじめ決めていたことは2つ。
今年も作ること、iPhoneを使って動画を記録し、パソコンで編集してYouTubeで公開することだ。

ここで思っても見なかったことが起こった。iPhoneを使った動画をWindowsパソコンで編集するのが意外に大変なのだ。

iPhoneで撮影した動画は.movという形式のファイルになるが、Windowsパソコンに標準搭載している動画編集ソフトのWindows ムービーメーカーは.mov形式のファイルを認識しない。いよいよ動画年賀状を作成しようという元旦になって、動画の“持ち腐れ”のような状態に陥った。

いろいろとネットで情報を収集した結果、Superという無料ソフトで.mov形式の動画ファイルをWindows ムービーメーカーで認識できる.wmv形式に変換できることが分かった。何とかダウンロード先を見つけて、ソフトをダウンロード。日本語のメニューがないソフトなので、使い方もネットで探して、何とかファイル形式を変換できた。

またしても難問にぶつかる。YouTubeで公開することを前提に、iPhoneを横向きに構えて動画を撮影していたのだが、ほとんどすべてのファイルは上下逆の状態になっていたのだ。私は左利きである。横向きで撮影した際、右手でボタンを押すことをiPhoneの初期設定では想定しているのかもしれない。

正確なところは分からないが、ともかくファイルは上下逆だ。ひょっとしたらWindows ムービーメーカーにファイルの向きを変える機能があったのかもしれないが私には見つけることができなかった。

で、どうしたのか。Windows ムービーメーカーとは別に、マイクロソフトは2010年からよく似た名前のWindows Liveムービーメーカーという無料ソフトを公開している。Windows Liveムービーメーカーにはファイルの向きを回転させる機能がある。このソフトをダウンロードして使った。

作業は面倒である。iPhoneで撮影しiTunesと同期させてパソコンに保存、Superでファイル形式を変換し、Windows Liveムービーメーカーでファイルの向きを変え、Windows ムービーメーカーで編集である。Windows Liveムービーメーカーにも動画の編集機能はあるが、編集しやすい(少なくとも私にとって) のはWindows ムービーメーカーだということも分かった。ここまでたどり着くのに相当の時間がかかった。

編集にも思った以上の時間が必要だった。

今年の動画は複数の動画素材を編集して使っている。いずれも年末のヨーロッパ旅行で撮影したものだ。飛行機の中から取った初日の出、現地で自分が見た面白い風景、である。撮影した動画を自分で確認しながら、適切な部分だけを抜き出して編集する必要がある。字幕も作成したほうが分かりやすい。あまり長い動画だと、見る人が大変だろうから何度もファイルを確認して、これはという部分だけを抽出する。この作業にも時間がかかる。

最後にメールを使って動画年賀状のリンクをお知らせする。メールを送ればすべてが終わるわけではない。それなりの数のメールを送信しているので、受信ボックスに大量のメールがあふれることになる。返信ではない。届かなかったというお知らせである。

全体の5%くらいだろうか。転職や勤務先の買収や合併、その他の事情でメールアドレスが変わった人にはメールは届かない。これは仕方ないが、単純なアドレスの入力の間違いで届かないこともある。修正できるものは修正して再送信する。これでやっと終了だ。

これが苦心の結果の動画年賀状である。そんなに大したものに見えないと思いますが、動画作りは大変です。

暖かいご返事をいただいた皆様、本当にありがとうございます。





蛇足。動画の素材を何にするかについては、昨年の11月くらいから悩んでいたのだが、結局は年末のヨーロッパ旅行で何か面白いものを撮影して使うことに決めた。面白そうな場面が撮れる可能性が高いと判断したからだ。旅行の目的は動画素材の収集ではないが、手持ちのiPhoneで動画を撮影するのは思った以上に簡単だった。

2011年1月4日火曜日

2011年の動画年賀状です

みなさま、あけましておめでとうございます。
今年も、動画年賀状を作成しました。





会社からだとYouTubeは視聴できないという声を何件かいただきましたので、今年はこのブログに動画を埋め込んだものも公開することにしました。閲覧できるようになれば幸いです。

一素人が、iPhoneとWindows ムービーメーカー、YouTubeさえあれば簡単に自分で撮影、編集した動画を世界に配信できる、すごい時代になったものだと改めて実感しています。

2010年11月23日火曜日

スティーブ・ジョブズ、小さなプレゼン(動画&和訳付き)

アップルのCEO(最高経営責任者)にしてプレゼンテーションの達人であるスティーブ・ジョブズ氏の、あまり日本では知られていない、3分ほどの、しかし、心に残るプレゼンテーションがある。スピーチといってもいいのかもしれがいが、このプレゼンを含む動画を紹介する。少し長いが、よろしければお付き合いください。

動画の長さは全体では32分22秒ほどで、ちょうど13分からジョブスのスピーチは始まり、2分30秒ほど続く。ジョブスがいつも使う、プレゼンテーションソフトのKeynoteで作成したビジュアルも、専門のカメラマンによる画像のアップや移動もないが、心に響いてくる。



動画だけだと分かりにくいので、以下にジョブズが話した内容を和訳した文章と英語の原文をを表記する。この会見全体がどういうものであるかも書いた。興味のあるかたはお読みください。

和訳は以下である。

シュワルツェネッガー知事、紹介ありがとう。

去年、私は肝臓移植を受けました。移植を待ちながら死んでいく多くの人がいるのですから、とても私は幸運でした。去年、カリフォルニア数では671件の肝臓移植が実施されています。しかし同じ年、カリフォルニアでは3400人以上が肝臓移植を待ち望んでおり、そのうちの400人が移植がかなわぬまま亡くなっています。

去年、カリフォルニアで肝臓移植を望みながら亡くなる人間の一人になりかけました。私はスタンフォードで手厚い看護を受けていました。しかし、カリフォルニアには移植可能な肝臓が全く存在せず、医師の助言を受け、ここカリフォルニアよりも肝臓を移植できる可能性が高いテネシー州メンフィスの移植プログラムに登録したのです。私は幸運なことに肝臓を移植する機会を得て、来週で移植から1年の歳月を迎えます(訳注:プレゼンは米国時間の2010年3月19日)。

どうしてもっとカリフォルニアで臓器が移植できないのでしょうか。カリフォルニアでは、他の多くの州と同様に、新しい運転免許を得るために自動車局に訪れた際、明確に臓器を提供する意志があると頼まなければなりません。臓器を提供したいのかと尋ねる人が誰もいないのにです。この場所で臓器を提供する意志があると申し出る機会があると知らせるマーケティングキャンペーンもありません。

だから知る機会が減り、はっきりと尋ねる機会が減るのです。誰も尋ねなければ、この機会を誰も生かせません。ただこのあいまいな手順のなかでさえ、カリフォルニアに住む20%を超す人々が臓器を提供すると申し出ているのです。素晴らしいことですが、すべての人々がこの機会を知ったら何が起こるか想像してみてください。

これが知事の法案が実現しようとしていることです。自動車局で、臓器を提供する意志があるかどうかを尋ねるように求めるだけです。これだけ。たった1つの質問が、カリフォルニアで移植可能な臓器の数を2倍に増やすかもしれません。

たった1つの簡単な質問がです。これは非常に高い効果が期待できる投資です。特に今、カリフォルニアで臓器の移植を待ち望んでいる2000人を超す人間にとっては、です。

だから知事、この法案に対するあなたのリーダーシップに感謝します。
では、エレイン・アルキスト上院議員をご紹介します。

和訳はここまでだ。いかがだろうか。冒頭、自らが死の淵にあったことを伝え、直後に数値、それも死に瀕している人間の数を明示してカリフォルニアの臓器移植を巡る現実を聞き手に突き付ける。そこから一気に、臓器移植を巡る問題点を指摘し、解決策が存在することを知らせる。そして最後に、臓器提供を求める。

中段、自動車局で臓器移植の意志があるかどうかというところで、日本に住む我々にとっては話題がやや飛躍している。少し解説する。

プレゼンはカリフォルニア州が、臓器移植の登録を容易にするための法案の成立を呼びかけるために開いた記者会見でのものである。同法案は、カリフォルニア州で腎臓移植を目的とした、生体ドナー(提供者)の登録制度を開始するものだ。同時に、カリフォルニア州の免許取得者に、臓器ドナーになる意志があるかどうかを、免許を更新する際に尋ねるよう求めている。ジョブズは、後者の点にポイントを絞ってプレゼンしている。

私が翻訳した文章なので、おかしなところがあるかもしれない。特にカリフォルニア州の臓器移植法案については知識のない部分であり、間違っている点、不足の点がある可能性がある。お気づきの方は、ご遠慮なくご指摘ください。

原文

Thank you, Governor Schwarzenegger. 

Last year, I received a liver transplant. I was very fortunate, because many others died waiting to receive one. Last year in California there were 671 liver transplants. But last year there were also over 3,400 people waiting for liver and over 400 of them died waiting in California.

I was almost one of ones died waiting for liver in California last year. I was receiving great care here at Stanford. But there were simply none of livers in California to go around and my doctors here advised me to enroll transplant program in Memphis, Tennessee where  supply-demand ratio livers more favorable than it is in California here. and I was lucky enough to get liver in time, as a matter of fact coming weeks is one year anniversary, so. 

Why aren't there more organs available in California? Because in California, like most other states in the nation you must spedificly request become an oragan donner at the Department of Motor Vehicles when you are there to get your new driver's license. And no one ask you if you wanna become a donor. And there are no marketing campaign to make your where this opportunity either. 

So less you know about it ,so less you specifically ask. Nobody ask you, nobody give you this opportunity. And yet even in obscure procedure, over 20% of Californians have signed up to be an organ donners. Which is fantastic but imagine what could be if everyone knew this opportunity.

And that's what governor's bill will do. It is simply required DMV to ask you if you like to become an organ donner. That's it. Asking this one simple question may double the number of transplant organs avaiable in Califronia. 

One simple question. And that's a very high return on investment. Especially for the over 2,000 Californians currently waiting for organ transplant. 

So Governer, thank you for your leadership on this bill. And now I'd like to introduce Senator Elaine Alquist. 

ジョブズが話している場所は、「Lucile Packard Children's Hospital」になる。米国を代表するIT企業であるヒューレット・パッカードの創立者の一人である、デーブ・パッカードの夫人であるルーシー・パッカードの名前を取った病院で、スタンフォード大学のキャンパスにある。子供に対する臓器移植で実績がある。アーノルド・シュワルツェネッガー州知事が登場しているのは、知事として自らが提出した法案の成立を求めるためだ。

この法案は今年10月に成立している。

きっかけがなく、このプレゼンについてなかなか書けなかったのだが、11月初旬にかけて日本テレビが臓器移植に関するドキュメンタリーを2度にわたって放送したこと、「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則」(日経BP社刊)を読む機会が重なったことから、書いてみることにした。プレゼン自体は今年3月のもので、少し古くなっているが、部分的な翻訳を付けたブログなどはあるのだが、全文を翻訳すれば意味があるかもしれないという気持ちもある。

臓器移植は、普段はあまり意識しないようにしている人の生死というものをむき出しにする。スティーブ・ジョブズ独自のプレゼンテーション技術だけでなく、死に直面した人間の率直な言葉が、この短いプレゼンを心に残るものにしている。

執筆に当たっては、日本テレビが東京地区では放映するNNNドキュメントの「臓 器 提 供 家族が決断するとき」「レシピエント 脳死移植医と患者の540日」、「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則」(日経BP社)、米国のオンラインメディアBusiness Alley Insiderの「California Passes Steve Jobs's Organ Donor Law」などを参考にした。

2010年10月16日土曜日

Twitterへのtweetをこのblogで公開するのをやめました

5月に、Twitterへのtweetをこのblogで公開することにした、のだが、やめることにした。
日々のtweetだけがあふれるblogは読む気が起こらないと考えたからだ。5月から10月までほぼ毎日、公開してきた日々のtweetをまとめたものは最初の1日を除き、すべて削除した。

日々のtweetはtwilogで確認する。私の過去のtweetは、http://twilog.org/kensukenakamura にある。しばらく使っていなかったが、公式retweetの表示、過去のtweetのダウンロードも可能になっている。Twitterの利用状況を知るためのstats機能も付いた。なかなか便利だと思う

2010年7月11日日曜日

米フォーチューン誌が選んだ世界で最もスマートなハイテクの50人

Twitterで、米フォーチュン誌が世界で最もスマートなハイテク分野の50人(The 50 smartest people in tech)を選んだのを知った。Webに公開したのは2010年7月9日だ。ざっと見てみたがかなり面白い顔ぶれだったので、感じたことをブログに書いてみる。


The 50 smartest people in tech http://bit.ly/91NOPYFri Jul 09 18:20:53 via twitterfeed


アップルのスティーブ・ジョブズやグーグルのセルゲイ・ブリンとラリー・ペイジ、フェースブックのマーク・ザッカーバーグ、アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス、セールスフォース・ドットコムのマーク・ベニオフといった辺りは順当か。アリババのCEO(最高経営責任者)であるジャック・マー、Androidでスマートフォンの世界を変えつつあるグーグルのアンディー・ルービンもなるほどといった感じだ。@kensukenakamura のアカウントで私がよく利用しているTwitterからは、共同創業者で会長のジャック・ドーシーとCOO(最高執行責任者)のディック・コストロがリスト入りした。

アップルのジョナサン・アイブやフロッグデザインのジャン・チップチェイス、IDEOのディエゴ・ロドリゲスといったデザイナーを何人も選出しているのが個人的には面白かった。新エネルギー関連にもスマートな人物は多いようだ。ノーベル賞受賞者にして米国のエネルギー長官であるスティーブン・チュー、中国の電気自動車会社であるBYDのワン・チャンフーCEO、テスラのCTO(最高技術責任者)であるJ.B.ストローベルなどがそうである。

伝統的なIT企業で働く人物はそれほどスマートではないようだ。最もスマートな科学者と表されたIBMのロバート・モリス以外にはあまり目につかない。マイクロソフトからは2人を選んでいるが、CEOやCTOではない2人の女性である。

写真からいかにも技術者という印象を受けたのは、クラウディアの設立者でCTOだったクリストフ・ビシーリア。ネットスケープを作った1人であるマーク・アンドリーセンもアンドリーセン・ホロウィッツの創立者として登場。最近のアンドリーセンの写真を見ると、コーンヘッドという言葉をいつも思い出してしまう自分を深く反省中です。

日本人でこのリストに入っているのは、任天堂の宮本茂さんただ一人だった。フォーチュンが独自に認定した50人だからあまり気にする必要はないのだろうが、そうだった。

50人全体の顔ぶれを知りたい人は、 http://bit.ly/91NOPY をクリックしてください。よろしくお願いします。

2010年5月10日月曜日

Sun, May 09

  • 12:47  これも新たな公共事業なのかな、そんなことないか RT @mashable: Hugo Chavez Hires 200 People to Manage His Twitter Account - http://bit.ly/d2Qcp7
  • 12:45  ベネズエラの大統領は自分のTwitterアカウントの管理に200人を雇っている RT @mashable: Hugo Chavez Hires 200 People to Manage His Twitter Account - http://bit.ly/d2Qcp7
  • 12:43  ↓強くクーラーをきかせて傍若無人な若者を退店させたという @kenjiroy さんの目撃談 http://bit.ly/9upCPD 、@hazuma さんのいう環境管理型権力という言葉を思い出した
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