2011年1月7日金曜日

2011年の動画年賀状作成顛末記

今年の動画年賀状作成の顛末を記す。
あらかじめ決めていたことは2つ。
今年も作ること、iPhoneを使って動画を記録し、パソコンで編集してYouTubeで公開することだ。

ここで思っても見なかったことが起こった。iPhoneを使った動画をWindowsパソコンで編集するのが意外に大変なのだ。

iPhoneで撮影した動画は.movという形式のファイルになるが、Windowsパソコンに標準搭載している動画編集ソフトのWindows ムービーメーカーは.mov形式のファイルを認識しない。いよいよ動画年賀状を作成しようという元旦になって、動画の“持ち腐れ”のような状態に陥った。

いろいろとネットで情報を収集した結果、Superという無料ソフトで.mov形式の動画ファイルをWindows ムービーメーカーで認識できる.wmv形式に変換できることが分かった。何とかダウンロード先を見つけて、ソフトをダウンロード。日本語のメニューがないソフトなので、使い方もネットで探して、何とかファイル形式を変換できた。

またしても難問にぶつかる。YouTubeで公開することを前提に、iPhoneを横向きに構えて動画を撮影していたのだが、ほとんどすべてのファイルは上下逆の状態になっていたのだ。私は左利きである。横向きで撮影した際、右手でボタンを押すことをiPhoneの初期設定では想定しているのかもしれない。

正確なところは分からないが、ともかくファイルは上下逆だ。ひょっとしたらWindows ムービーメーカーにファイルの向きを変える機能があったのかもしれないが私には見つけることができなかった。

で、どうしたのか。Windows ムービーメーカーとは別に、マイクロソフトは2010年からよく似た名前のWindows Liveムービーメーカーという無料ソフトを公開している。Windows Liveムービーメーカーにはファイルの向きを回転させる機能がある。このソフトをダウンロードして使った。

作業は面倒である。iPhoneで撮影しiTunesと同期させてパソコンに保存、Superでファイル形式を変換し、Windows Liveムービーメーカーでファイルの向きを変え、Windows ムービーメーカーで編集である。Windows Liveムービーメーカーにも動画の編集機能はあるが、編集しやすい(少なくとも私にとって) のはWindows ムービーメーカーだということも分かった。ここまでたどり着くのに相当の時間がかかった。

編集にも思った以上の時間が必要だった。

今年の動画は複数の動画素材を編集して使っている。いずれも年末のヨーロッパ旅行で撮影したものだ。飛行機の中から取った初日の出、現地で自分が見た面白い風景、である。撮影した動画を自分で確認しながら、適切な部分だけを抜き出して編集する必要がある。字幕も作成したほうが分かりやすい。あまり長い動画だと、見る人が大変だろうから何度もファイルを確認して、これはという部分だけを抽出する。この作業にも時間がかかる。

最後にメールを使って動画年賀状のリンクをお知らせする。メールを送ればすべてが終わるわけではない。それなりの数のメールを送信しているので、受信ボックスに大量のメールがあふれることになる。返信ではない。届かなかったというお知らせである。

全体の5%くらいだろうか。転職や勤務先の買収や合併、その他の事情でメールアドレスが変わった人にはメールは届かない。これは仕方ないが、単純なアドレスの入力の間違いで届かないこともある。修正できるものは修正して再送信する。これでやっと終了だ。

これが苦心の結果の動画年賀状である。そんなに大したものに見えないと思いますが、動画作りは大変です。

暖かいご返事をいただいた皆様、本当にありがとうございます。





蛇足。動画の素材を何にするかについては、昨年の11月くらいから悩んでいたのだが、結局は年末のヨーロッパ旅行で何か面白いものを撮影して使うことに決めた。面白そうな場面が撮れる可能性が高いと判断したからだ。旅行の目的は動画素材の収集ではないが、手持ちのiPhoneで動画を撮影するのは思った以上に簡単だった。

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